過払い請求とは、払いすぎた利息分の返還請求することを言います。
利息制限法で定められている利息の上限は、
50万円未満の場合20%、50万円〜100万円未満の場合18%、
100万円以上の場合15%です。
しかし、これが必ずしも守られているわけではなく、
出資法で定められている上限29.2%で
貸付を行っている金融会社も少なくありません。
法律で認められている場合に限り、
出資法の上限までの利息で貸付を行うことができるのですが、
守られていないのが現状です。
★過払い金が発生するケース
○金利20%以上で3〜5年返済し続けている方。
○金利20%以上で完済するのに5年以上かかった方。
○完済してから10年以内の方
(10年以上経ってしまうと過払い金請求の権利は消滅します)
○現在返済中の方は、過払い分の利息を未返済分の元金に充当することができます。
○充当しても払いすぎていれば過払い金請求することができます。
○すでに完済した方は、過払い金請求できます。
★過払い金請求の手続き
過払い金請求は、本来の利息制限法で定められた金利で利息の引き直し計算を行います。
手続きは個人で行うこともできますが、交渉相手は債権者になります。
個人を相手で簡単に応じてくれる金融会社は殆どありません。
できれば弁護士や司法書士に依頼した方がうまくいくでしょう。
その際、報酬金が発生しますので、返還されるであろう金額と併せてご検討ください。
返還される額が少ない場合、弁護士や司法書士に断られる場合もあります。
まずは、支払い証明等をお持ちになり、ご相談ください。